英語初心者のわたしが、フィリピンネグロス島ドゥマゲテにあるシリマン大学で英語を勉強してきました。わたしはこの大学で英語を勉強するとともに、多くの経験をしました。
近年、格安英語留学ができることから注目されているフィリピンですが、みなさんはフィリピンにおいてどんな方法で留学できるか知っていますか?私の思いつく限りでは以下の3つの方法があります。
- 語学学校に通う
- 現地の学校に通う
- 家庭教師を雇う
フィリピン英語留学というとみなさんまず初めに思い浮かぶのは語学学校に通うことだと思います。現地の学校に通ったり家庭教師を雇ったりする選択肢が思い浮かばない人も多いのではないでしょうか。
実際、現地の学校で勉強する人は本当に少ないと思います。その理由は
- 情報があまりに少ない
- なんだかよくわからない
などだと思います。わたしも以前は留学=語学学校に行くでした。現地の学校で勉強できるなんてことも知らなかったし、もちろんどんな授業が行われているのかも知りませんでした。インターネットでも情報が手に入りません(*シリマン大学のイングリッシュオリエンテーションに至っては、大学の公式ホームページにも記載がありません)。
今回は、フィリピンで英語を勉強する選択肢として、語学学校ではなく現地の学校で学ぶ初心者英語コース(シリマン大学のイングリッシュオリエンテーション)をご紹介します。みなさんの参考になれば幸いです。
目次
対象
受講資格
受講資格としては、高校卒業以上(高等学校卒業程度認定試験に合格している人を含む)のみです。
また、年齢制限についてですが上限はありません。
受講資格を満たしている場合、必要書類を提出し手続きを済ませば誰でもイングリッシュオリエンテーションに参加することができます。
授業レベル
英語初心者(中学卒業〜)から英語中級者
クラスメイトの英語レベルは人によってまちまちでした。本当にまったく話せない人(初級者)から、イングリッシュオリエンテーションを受ける必要がなさそうなくらい英語が上手に話せる人(中級者)まで混在していました。
受講時期
イングリッシュオリエンテーションは年2回行われています。
前期 6月〜10月
後期 11月〜3月
受講料
受講料は格安です。イングリッシュオリエンテーションの授業料は、
2017年前期分で38,576.34ペソでした。
2018年現在の為替で計算すると日本円にして79,269円です。
受講期間はおおよそ4ヶ月あるので、4ヶ月で約8万円は格安です。
1ヶ月2万円の計算になります。
イングリッシュオリエンテーションとはどんなクラスなのか
イングリッシュオリエンテーションの本来の位置付け
シリマン大学のイングリッシュオリエンテーションは本来、将来的にシリマン大学に入学する予定の英語が話せない外国人向けに設定されたクラスです。
フィリピンの大学では英語で授業が行われることが多々あります。その中で、英語が話せない・理解できないとなると授業になりません。そのため、英語が話せない外国人に対してイングリッシュオリエンテーションクラスが設けられています(外国人は大学入学前に英語の試験が課されます。その試験に合格できればイングリッシュオリエンテーションは免除されます)。
本来は、入学目的の外国人向けの授業ではあるのですが、実は入学目的ではない一般人もイングリッシュオリエンテーションを受講することができます。わたしは入学目的ではなく、単に英語を勉強するためにこのクラスを受講しました。
どんな授業内容なのか
主にアクティビティが多かったです。座学ではなく、どんどん話すことに重点を置いた授業です(よって、事前に最低限の単語・文法は身につけてから参加するべきだと思っています。せっかくフィリピンに来ているのにフィリピンに来てから単語や文法を勉強しているのはもったいないです。中学英語までは完璧にして来たほうがイングリッシュオリエンテーションでの学習効果が上がると思います)。
授業内容としては文章を読んでディスカッションをしたり、プレゼンテーションをしたり、学生にインタビューをすることもありました。グループ活動も多く、常に英語を話さなければならない環境でした。また、クラスメイトが多国籍なのでそれぞれの文化について紹介しあったりもしました。
日本ではとにかく覚える学習が主流です。しかしいくら覚える学習をしていてもいざ英語を話そうと思ったときに話せないのが現実です。イングリッシュオリエンテーションでは覚える学習はほとんどなく、英語を実際に話すことに特化した授業になっています。英語は実際に話したり聞いたりしなければ身につかないのでイングリッシュオリエンテーションのプログラムは”話せるようになるプログラム”と言えると思います。
シリマン大学イングリッシュオリエンテーションのメリット
格安
授業料(4ヵ月で8万円)の他にビザ代やSSP、宿泊代、ご飯代がかかりますがフィリピンの物価は驚くほど安いので非常にコストパフォーマンスは高いです。
フィリピンシリマン大学への英語留学でかかった全費用(おおよそのまとめ)
英語を使わざるを得ない環境である
全ての手続きを自分で行う必要があります。私は英語が話せなかったのでたいへん苦労しましたが全ての行程において勉強になったと思っています。
シリマン大学イングリッシュオリエンテーションの申し込み方法
授業ではクラスメイトが多国籍なので、英語を使わざるを得ない環境が整っています。英語の学習には間違いなく適しています。
多国籍である
クラスメイトが多国籍なのでお互いの国のことを知ることができます。また、外国人の友達を作ることができます。
フィリピンという異国の学校に通うことができる
英語の学習以外にも異国の学校に通うというその経験自体が大きな意味を持つ思います。異国の学校(しかもフィリピン)に通ったことがある人非常に少ないかと思います。日本とは異なる”学校”を知ることができます。
おわりに
簡単にではありますがフィリピンドゥマゲテにあるシリマン大学のイングリッシュオリエンテーションについて紹介してみました。英語の勉強は語学学校に行くだけではありません。フィリピンで英語を勉強する選択肢としては、現地の学校に通う方法もあります。英語の勉強だけではなく、現地の学校に行くことそれ自体が他の人が経験し得ないことなので間違いなく意味のあるフィリピン留学になると思います。フィリピン英語留学の選択肢として現地の学校に通うことも考えてもらえたらいいな、と思いながらこの記事を作成しました。
ちなみに、現地の大学に行ったほうがいいか、語学学校に行ったほうがいいかはその人の性格や、その人に適した学習方法などもあるので、一概にはどちらがいいとは言えないかな、と思います。どちらにもメリットとデメリットがあるので比較しよく考えて決めてください。
みなさんの参考になれば幸いです。
大変参考になりました。
私も現地に行き申し込み方法など聞いたことがありますが、
要領を得ませんでした。
このブログはたいしたものです、来年6月より挑戦予定です。またよろしく。66歳です。
コメントいただきありがとうございます。
参考になったのならば幸いです。
来年6月からですか、楽しみですね。
大学側も手続きに関して曖昧なところがあるので
少々手続きに戸惑うかもしてませんが頑張ってください。
よい留学になるといいですね!
返信頂きありがとうございました、お聞きしたいのですが帰国のチケットはオープンで
行かれましたか?
また開講の何日前くらいに現地に入ればよろしいでしょうか、アドバイス頂ければ幸いです。
私はschool calendarを参考に往復のチケットを決めました。
2018年-2019年のURLはhttps://su.edu.ph/admissions/school-calendar/#1496470358537-f5307ada-cd50です。(2019年ー2020年のカレンダーはなかなかアップされないので2018-2019を参考にするといいと思います。)
2018年ー2019年を参考にすると5/28-6/8が入学手続きに当てられているのでその前に到着するようにしました。
特に何が必要かわからなかったので、少々早めに現地入りし足りないものがあるならば一度日本に帰るつもりでいました。
帰りも、10/8-10-13のFinal Examinationの後に1-2週間ほど余裕を持ってチケットをとりました。
テスト終了後にクラスパーティーなどがあったので、そういったものに参加したいならば1-2週間ほどの余裕は必要かと思います(クラスパーティなどがなくてもせっかくドゥマゲテまできたなら観光などしたいと思うので)。
帰りに関しては捨てチケットを使用するのもありかと思います。
早々の返信誠にありがとうございました、今カレンダーをプリントアウトいたしました、観光ビザでの入国と思いますが10月頃のチケットでイミグレーションを通過できるのですか、お仕事多忙と思いますが時間があればまた返信いただければ幸いです。
私がフィリピンに行った時は10月のチケットで大丈夫でした。
観光ビザを現地で延長すると説明した気がします。
イミグレーション等はその時の担当の人や年によって変わってくるのでなんとも言えません。